頚椎症に効く指のお灸のお話

今日の担当は練馬区石神井町にあるこまつ鍼灸院スタッフ副院長の天野英光です。
こまつ鍼灸院では、ご自宅で出来るセルフケアーとして、頚椎症の患者さんに中指のPIP関節の少し上の部分が頚部と関係している相点となっていますので、そこにお灸を据えるやり方を説明して、自宅でやってもらっています。初診時お灸の説明をする時に見て頂く写真の一つに、日本大学医学部の谷津三雄博士がお灸の効能を発表した時のサーモグラフィーの写真が掲示してあります。手の甲にある腰背部の相点にお灸をした10分後20分後30分後のサーモグラフィーの写真では時間が経過するごとに腰背部の血行が良くなっていく様子がわかります。
こまつ鍼灸院では初診時、おためしで20個ほどおみやげに持っていってもらいます。自宅で続けて出来るようであれば、2回目以降来院した時に購入してもらいます。実際自宅でお灸を毎日据えている患者さんは症状の改善も早く予後良好な場合が多いです。
お灸を頻繁に購入して自宅で毎晩お灸を据える習慣がある患者さんの治療経過についてプログします。
性別 女性
年齢 40代前半
住所 都内
病名 第4第5第6頚椎ヘルニア
症状 肩甲間部の痛み、ひきつれ
上腕部、肘関節の痛み痺れ
旅行先で移動中に、突然上記の症状が発症し始め整形外科で画像診断を受け頚椎ヘルニアと診断を受ける。
痛み止めや、ブロック注射の治療を受けたが改善されず、その後整骨院、整体院に行って施術を受けるが悪化してしまい、インターネットでこまつ鍼灸院の事を知り来院する。
初めの1クール5回の治療を治療と治療の間隔を空けすぎないように週3回程度の治療計画をたてる。
同時に自宅で出来るセルフケアーとしてお灸をすすめる。お灸との相性が良かった理由もあり、毎日毎晩施灸してセルフケアーする。
こまつ式複合治療の回数が増える度にまずは、背中の肩甲間部の痛みが取れ始め、その後しだいに指先の痺れが消失し始める。
現在、痛み痺れともに消失しているが、長時間同一姿勢をすると首筋や肩上部、肩甲間部の凝り感が気になる為に一ヶ月に一度メンテナンスに通院して、痛みや違和感が少ない時は、自宅でお灸をして疼痛コントロールしているそうです。
頚椎症の患者さんに、症状が改善されるために何をしたら良いか質問を受ける事があります。
テレビやインターネット、巷の噂では、ヨガや体操、体に合った枕、ストレッチ、筋肉トレーニング、抵抗運動etcさまざまな情報があります。
これらはどれも間違った情報です。
痛みの強い時、熱感を感じる時、損傷が著しい時はこれらは、良くなる事は無く反対に悪化させる場合があり、やるべきでありません。
その点、中指のお灸は直接痛んでいる患部に対して刺激しなくても、安全に患部の血行を良くする事により自然治癒力を高め回復させる事が出来ます。

お灸は安全に出来るセルフケアーです。
是非ご自宅でやってください。
何かお灸のやり方でわからない事がありましたら、
お気軽に声をかけてください。
患者さんの笑顔が戻れますようにこまつ先生を筆頭にスタッフ一同全力でサポート致します。