良い鍼灸院の選び方 

 

 

世界の格言・名言

             ある種の治療は病気より悪し

by プブリウス・シルス  紀元前1世紀頃のローマの詩人・俳人

2022年版 良い鍼灸院の探し方2.

下段の良い鍼灸院の探し方も随分古くなりました。
思えば、20年くらい前に書いたものです。
当時に比べ、ホームページの需要は更に高まり、患者様の紹介よりも、ホームページ経由の患者様がどこも増えている状態でしょう。
そこを踏まえまして、ホームページに騙されない探し方をレクチャーいたします。

 

1.患者様の声に騙されないで!

今はどのサイトも患者様のお声を掲載しています。当院も、以前せっせせっせと
アップしておりました。当院は、その真実性を証明するために、患者様との写真や、自筆の文章も掲載しておりました。
ただ、最近はフリー画像の写真を使ったり、誰が書いたかわからない文章もよく見かけます。これは、サイト上でも、グーグルマップの口コミも同じようですね。

2.今までの治療をした患者さんの数字に騙されないで!

今までの経験を、何千人とか、何万人とか掲載していますが、
疑わしいものがたまにあります。鍼灸学校の卒業年度から逆算してそんな数は嘘だろ、と思う先生がいます。
そのときに大事なことは、「延べ人数」と「実人数」の違いなのです。

延べ人数とは、一人の患者様が10回治療をします。その時は、延べ患者数10人と表記します。10人が20回で述べ200人になります。しかし、前者の実数はたったの一人で、後者の場合は、200人から20人に減ってしまいます。

これが、10人が20回も30回も通っていたら、結構な数字になってしまいます。
また、この延べ人数には、鍼灸治療とは関係のない下手くそなマッサージをした患者様も絶対に含めています。
治療家は、この数字が多ければ多いほど、患者様を騙せると考えるようですね

頚椎症の実績、1000人ですと書かれているのと、頚椎症の実績 実数50人です、
と頚椎症の実績 延べ人数1000人です。 同じことでも、延べ数にしたほうが患者様を誘導しやすいのです。
ちなみに、私の頚椎症実績は、実数約4.000人以上です。カルテで証明できます。
延べの患者数は、20万人(すべての疾患を含みます)近くになりました。

3.ホームページに記載されている当院対応疾患に騙されないで!

糖尿病、慢性膵炎、腎臓病などが適応疾患に出ているホームページを見たら、必ず、改善した血液検査表が掲載してあるか確認をいたしましょう。
掲載していないのは、100%ほぼ嘘だと思って間違いはないでしょう。
でなければ、予約の電話のときか、メールフォームがありましたら、今までの治療患者実数と、改善をした例をいくつか教えてもらいましょう。
これは、患者様としての当然の権利です。

4.インターネットの検索で、上位に表示されているといって全面的に信じないで!

インターネットで検索をしていて、1ページめのトップに出ていて、枠に囲まれているページ(広告と付いています)は、有料広告で掲載されているものです。
実績がなくても、お金さえ払えば、上位に掲載されるシステムです。
新米がよく使う手口ですね。インターネットで色々なものを探しているときに、かならずしも一番上に出ているのが信頼できるとは限りません。
最低でも、2ページくらいは調べてみましょう。

5.いろんな治療法ができるところほど、何一つ得意な技術がないことを知ってください。

同業者の中には、いくつもの治療法があり、「あなたの状態に合わせてオーダーメイドの治療を提供します」なんて書いていますが、
これは、鍼灸一本で経営する力がないだけです。鍼治療はすべて、個人の症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療なのです。鍼の太さ、鍼の深さ、刺す角度、全てが違います。いろんな治療法を売ることは、何一つ核となる治療法を持たないことを宣伝しているだけなのです。なんでも屋と専門家の違いです。

6.常識で考えてありえないことを掲載しているところは、できるだけ避けましょう。

有効率100%とか99%なんてあるところはほとんど嘘です。医学的にというより、常識的にありえません。また、最近見かけましたが、整体で頚椎のズレを1ミリ単位で調整できるというサイトを見ましたが、保健所がよく注意をしないなと思いました。こんなことは、誰もできないことです。完全に詐欺です。

7.小松式高麗手指鍼と小松式複合治療を私から教わったと言っているホムページを100%信じないでください。

彼らの中には、到底人様に鍼をさすこと自体危険な技量のものもいます。
集客のために、ホームページ上に嘘を記載しているものも存在いたします。
一度は、私の生徒だったこともあり、名指しで記載することはできませんので、よくよくお考えの上で決めてください

 

以下の文章は、十数年前のものです。

世に何十万とある治療院のHPから、当院にお越しいただきありがとうございました。たまたま出会ってしまった方から、狙い通りのキーワードで来られた方まで、さまざまだと思います。

さて、患者様からよく受ける御相談に、「以前鍼をしたのだけれども」「近所で何年も鍼治療に通ったのに良くならなかったけれど」、「そちらに通っても変わらないんじゃないの?」 ということをよくお聞きします。

そうですね、皆さんにとって「鍼」という言葉は一つでも、それこそやり方は100人いれば、100通り、と言うほど鍼治療には種類が多いことはなかなか知らないものです。

現在、日本で行われている主な鍼灸には

 

1.中医学

中華人民共和国で体系づけられたものですね。これからの主流でしょうか。この中にも、学院派や古伝派などの違いがあります。

ただし、注意しなければいけないことがあります。よく目にする、「国際中医師」なる資格です。そのほかにも、似たような資格に、国際鍼灸師、国際按摩推拿師、国際薬膳師などがあります。あたかも、世界的に通用するような「資格」のような気がしますが、現時点では全くの民間資格(資格ともいえないレベル)なのです。よくよく、だまされないようにしましょう。

2.経絡治療

日本独自のものですね。主に、手首の脈を診ながら内臓の状態などを調べ治療します。

3.トリガーポイント鍼療法

現代医学的根拠に基づき構築されています。内臓疾患などは、どのようにして治療をされているのか分かりません。

4.電気鍼

電気と言っても、ビリビリと痺れるわけではありません。大きく分けて2種類あります。低周波電気鍼と直流電気鍼(ノイロメーター)です。

5.我流

意外と多いんですね。我流とはいえ、いろいろな流派を経験して、自分なりにアレンジをして対応されている先生も多いと思います。

6.耳鍼・頭皮鍼

耳とか、頭に刺す鍼です。主に局所治療です

7.高麗手指鍼療法

言わずもがな、ですが→詳しくはこちらをご覧ください。

一部の鍼灸院のホームページを拝見させていただくと、どの流派はダメだ!とか電気鍼では内臓疾患は治せない! などと言われている先生もいらっしゃるみたいですが、このように言い切るのは間違いだと思います。

流派による差は、あまりないと思っていいでしょう。違うのは、流派の垣根をこえた、純粋な「腕の違い」に他ならないと思います。

当院の治療コンセプトが合わなかった「あなたのために」一部業界情報を公開いたします。御参考にしてください。

患者様にとって、一般的に鍼灸院の敷居は高いものだと思います。料金も不明(500円から10.000円以上までとさまざまです)、技量も不明(30歳の先生でも10年の経験を積んだ先生もいらっしゃいますし、50歳で経験1年の先生もいらっしゃい)そんな中で、HPは患者さんにとっては便利なものだと思います。その中で、「ここは見逃してはいけない」と言うところを・・・・

1. 鍼灸の実力と関係のない経歴を中心に並べている先生 

・・・・鍼灸師会認定鍼灸師やら、なんとか指導員とか

また、鍼灸学校に入る以前の学歴やら(有名大学に多いですね)職歴を披露する先生・・・

これらは、皆さんの病気を改善する保証でもなんでもないのです。鍼灸学校を出てからの修行歴が大事なのですが、ほとんど経験の無い先生ほど、以前の経歴を書き連ねるものですね。

2.そこの鍼灸院の適応疾患に、WHO(世界保健機関)が定めた鍼灸適応疾患をそのまま掲載している 

これは単純なトリックです。ほとんど経験のない新米鍼灸師が使う手です。あたかも、WHOがそこの鍼灸院にいけば並べた疾患に有効であるとお墨付きを与えた感じがします。何一つ得意疾患の無い(何一つ治せる自信の無い)先生が使う手です。よく読んでみてください。あくまでも「鍼灸適応疾患」とあり、決して「当院での治癒疾患」とは書いてないはずです。また、「WHOの鍼灸適応疾患」と言われているそのものが、現在では疑問視されています。それが制定されたプロセスに、多大な問題があったのです。

中国の影響が強かったといわれています。→「代替療法のトリック」より

3. 治療院でいろんなものを売る

私の基本的姿勢は、患者さんのコストパフォーマンス(費用に対する治療効果)をいかに上げるかです。よって、余計な治療はしない。余計なものは売らない。

サプリメントに始まり各種健康グッズ・・・・数え上げたらきりがありません。膝が痛いと言って、コンドロイチン、グルコサミン、ヒアルロンサン、こんなものをトラック1台分飲んでも痛みは取れません。効いたとしたらプラセーボ(偽薬効果)です。しばらく経てば、また痛みます。病院で膝関節内に注射するヒアルロンサンとサプリメントのヒアルロンサンでは、その分子の大きさと構造が違うのです。冷静に考えましょう。

「あなたは、パチンコの球を飲んで鉄欠乏性貧血が改善すると思いますか?」

4. 絶対に100%治るといってはいけない疾患について、治せると自慢している鍼灸院

 例を挙げます

①リウマチ…これは、私の得意疾患でもありますが、治せるという表現を使ってはいけません。リウマチ因子の数値がいかに陰性になったとしても、強いストレスがかかれば再発の恐れがあるのです。治る患者さんは、病院の薬だけで治ります。そのような患者さんは、リウマチ患者さんの20%くらいでしょうか。2~3人の患者さんが少し良くなると、全てのリウマチ患者さんが治せるとカン違いをする先生です。

②糖尿病…これも治せるなどといっているのは詐欺師ですね。大変な病気なのです。患者さんの自覚と、協力がなければ到底不可能です。笑ってしまう鍼灸のホームページを見ました。そこにはこう表現してありました。

「糖尿病は治る病気です、食事制限をして、運動をして、鍼をして・・・」

なんと馬鹿げたことでしょうか!食事制限をして、運動をしていれば悪化はしないのです。病院の薬だけで、改善していくのです。そのほうが、時間もお金も節約できるのです!!悪化すれば非常に危険な疾患だけに、内科医や眼科医との連携を取れない鍼灸院は危ないと思います。痩身鍼みたいなものです。鍼をして、1食抜いてその代わりに高いサプリメントを買わされ、適度な運動をしてください・・・・

鍼をしなくとも、痩せます。この場合は、笑い話で済ませられますが、糖尿病は命がかかっています。

③不妊症…これも有りますね!99.9%妊娠させます。説明するのも、馬鹿馬鹿しくなります。

④癌…こうなると、ほとんど霊感商法と同じです。私も、私の師匠も、癌の患者さんを多数診させて頂きました。TVにも出られました。確かに、縮小傾向の見られることや、体力を回復されることもありますが、積極的に宣伝をする疾患ではありません。「治すのではなく、結果治った」ということです。(ある意味、全ての疾患についていえることかもしれません)

②と④は、命に関わる疾患なのです。全くの嘘ではなくとも、たった一人が良くなっただけで、全ての患者さんに効くように宣伝する鍼灸院は、要注意です。そして、冷静に考えれば分かることです。上記疾患が本当に治せるのなら、世界中から患者さんが押し寄せることでしょう。また、そんな鍼灸院ほど店舗も構えていないところがほとんどなのです。まあ最低でも、一疾患につき20人~30人の患者さんに対して施術を行い、その有効率を示すべきだと思うのですが、皆様はどう思われましたでしょうか?

5.鍼灸学校で講師をしている

これは同業者でなければ解らない問題です。一般的には、専門学校の講師であればその技術は秀でていると思われますが、鍼灸の場合は複雑です。昔の先生は、ボランティアで教えていました。日々の忙しい臨床の合間に。後進の育成ですね。

しかし、現在は鍼灸学校を卒業した鍼灸師の「就職先」の一つでしかありません。ほとんど臨床の経験を積むことなく、日々、学科の指導をしているのです。全ての先生がそうだとは言えませんが、かなり多いと思いますよ。

ホームページに○○鍼灸学校講師、と書いておけば箔が付きますね。

6.予約を取るのが、半年も、1年も先になる先生

これは、私がいまだに不思議で仕方無いことなのです。なぜ? 患者様が治っていけば、当然空きが出てくるのですが・・・並んでいるラーメン屋に入ってみたい心境と同じでしょうか?

7.病院からもらっている薬をやめなければ、鍼治療は効かない、とおっしゃる先生

危険ですね。風薬位ならどうということはないですが、ステロイド系や免疫抑制剤、など、勝手にやめさせて、もしものことがあったらどうされるのでしょうか?私には、怖くてまねができません。

8.他の治療法の悪口を言う

電気鍼では、こんな疾患は治せないだとか、経絡治療では・・・・・了見狭いですね。

一番大事なことは、流派による差よりも、鍼灸師個人の技量の差だと思います。

9.痛くない鍼、優しい鍼です

初めて鍼治療をされる方は、怖いものだと思います。しかし、よほどヘタクソでもない限り、そんなに痛いものではありません。本当に大事なことは、患者様のつらさを取り除くことこそが最も優しいことだと思うのですが・・・・・

10.病院勤務の鍼灸師

患者さまからよくご相談を受けるのが、整形外科にかかりながらそこで鍼治療をしているのだが、効果がないのでそちらではり治療をしても変わらないのではないですか?

私も15年前には病院で鍼をしていました。プロ野球選手にもいろいろいます。イチローも、2軍の選手もともにプロ野球選手です。回転ずしも、一人前10万円のすし屋も、ともに「すし」という食品を提供しています。しかし、違うのです。

11.そこのホームページにツイッターが貼り付けてあり、院長がいつも「呟いている」

これも現代の流れなのでしょうか?SEO対策だか何だか知りませんが、まともな鍼灸師だったら、暇な時間には専門書を読んだり、自分の体に鍼  をさして練習するもんですが、皆さんはどう思われますか?

そんなところに行きたいと思いますか?

12.治療院のホームページに、王冠様の画像を張り付けて、口コミサイトでNO1.だとか、「○○駅 鍼灸」で1位表示されました…・などというホームページはすべて、そのホームページを制作している会社のやらせであるという事実。

これも上記内容と同じで、現代の流れなのでしょうか?SEO対策だか何だか知りませんが、どのホームページを見ても、全く同じ画像なのですよ。こんなことは、常識では考えられません。鍼灸界にまで、ヤラセが出てくるとは・・・・・

鍼灸師よ、恥を知りなさい。そして、ホームページを見て治療院を探されている患者様は、そういうところだけは、避けましょう。治療実績を掲載できないので、その代わりに制作会社が多くのアカウントを取り、自作自演をしています。開院して、1~2年の治療院にに多いですね。

13.なぜ、こまつ鍼灸院では保険を取り扱わないのか?

時々聞かれる質問ですが、確かに一部鍼灸院では保険取扱いという広告を出しているところがあります。しかし、鍼灸の保険とは病院などで取り扱われる保険とは違います。実際には、療養費といいます。病院で取り扱われる保険とは根本的に違い、一律料金が決まっています。1回に、1200円前後となります。これでは、まともな治療などできるわけがありません。故に、保険取扱いの鍼灸院は、実費のみでは効果を上げきれないところが多いのです。または、院長が実費診療で、従業員が保険を担当して、せっせと、保険患者さんで練習をしているわけなのです

14.漢方薬と鍼灸の併用治療をしている。

基本的に、しっかりとした鍼灸の技術があれば漢方薬を使う必要はありません。私の高麗手指鍼で漢方薬のほうが有効である疾患は何一つありません。漢方薬を取り扱っているということは、鍼灸の技術が未熟でありますよ、と間接的に言っているだけなのです。

また、多くの日本人が知らない事実があります。日本の医師の84%が漢方薬を処方していますが、この理由は「患者様が喜ぶから」という理由が多数を占めます。多くの医師は、ハンドブックを見て処方箋を出します。しかし、日本国内では、ただの一度も漢方薬の治験はされていないのです。

では、どのようなところだといいのでしょうか?

鍼灸院の探し方(参考までに)

 

1.治療経験の豊富なところを選ぶ

とにかく、ご自分の治したい症状を伝えましょう。今までの患者改善率と、

目安となる治療 の回数を言えないところでは、

あなたは、ただのモルモットでしかありません。

2.鍼灸接骨院で、あまりに安いところは・・・・・・

 

3.2と同じような内容ですが、

①鍼灸のみで治療している

②鍼灸接骨院

③鍼灸マッサージまたは、鍼灸整体

肩こり、腰痛程度でしたら②や③でもいいのでしょうが・・・・・

4.やたらスタッフの多いところ。

スタッフの持ち回り制のところが多いです。当たり外れがありそうですね。

また、スタッフが治療をするからこそ、当日予約もできるというからくりです。

5.院長の予約は1年以上先だけど、特別料金を出すとすぐ診てくれるところ。

           私は、絶対に行きたくない!!!!

※番外編「整体について」

相も変わらず、いまだに理解されていない方が多いのがこの問題です。

整体という言葉は耳触りのよいものです。身体を整える。病気も治るような気がしますね。

実は「整体」とは、無資格者が行う指圧・マッサージでしかありません。このHPをご覧になっている「あなた」も、明日から看板を出して営業してもだれも文句を言いません。

あん摩・指圧・マッサージとは、3年間毎日学校に通い、国家試験に受かり、厚生労働大臣の免許を取得した者だけが名乗れる資格なのです。

 

一番わかりやすい例が、我々が万一医療事故を起こした場合、担当は当該保健所になるわけですが、整体師が事故を起こした場合、「傷害罪」となり警察沙汰になります。傷害保険も入ってないと思いますよ。

厚生労働省、注意喚起のサイトはこちらをクリックしてください。

 

※番外編「カイロプラクティックの危険性」についてはこちらをクリックしてください。

※番外編「病院の探し方」

畑違いなので、分かる範囲で少しだけ。一部の患者様で大きな勘違いをされていらっしゃる方がいます。

大学病院が全てにおいて、最高であると。大学病院の目的は、より高度な検査機器があり、先端の手術機器があります。しかし、その目的は2つあるのです。

一つ目は、患者様の治療。二つ目は、研修医の教育です。

大学病院で教授をされていて、脂の乗り切ったところで開業される医師もいます。器の大きい大学病院で、経験のあまりない研修医に診ていただくのと、町の開業医で脂の乗り切ったベテラン医師に診ていただくのは、どちらがよいのでしょうか?

権威や、建物の器で決めてはいけません。

※サプリメントについて

当院で治療を始められた患者様に申し上げていることを少し。

サプリメントを飲んで、何かを改善しようと思うことは間違いです。

また、○○のエキスが数十倍というものは、なるべく避けた方が賢明だと思います。現代の分析力でも、全ての成分が解明されているわけではありません。もしそこに、未知の悪い成分があったらどうなるのでしょうか?

身体に悪い成分も数十倍濃縮して体内に取り入れていることになるのです。

そして、毎日口にするものは、ときどきメーカーを変えることも必要だと思います。

特定のメーカーの牛乳が好き。ここの納豆はすごくおいしいから毎日食べている。

現在の日本は、衛生管理が行き届いていますので、気にしすぎることもないかもしれませんが、万が一のことを考えると、ときどきメーカーを変えるのは賢者の選択かもしれませんね。

昔あった、○○ヒ素ミルク事件。○○牛乳事件。人間に完全はありません。

少しでも、リスクを分散する考え方も必要かもしれませんね。

そして、外国からのものは個人輸入をして使わない。

恐ろしい結果が待っています。

※完全無農薬は安全なの?

私の友人に、大学院で分子生物学を専攻していた学者がいます。

彼に昔聞いた話ですが、無農薬の植物は害虫から自分自身を守るため、ある種の毒素を作りだすそうです。そして、それは残留農薬の数百倍から数千倍になると聞いたことがあります。うーん、怖い。