頚椎症の治療後に再発したら?

今日の担当は練馬区石神井町にあります、こまつ鍼灸院副院長の天野英光です。

今日はある頚椎症患者さんの治療経過のブログです。

こまつ鍼灸院の頚椎症の患者さんの治療は、通常1クール5回の治療となります。軽い頚椎症であれば1回で痛みが取れてしまう場合も多くありますが、それでも患者さん本人のご同意があれば3~5回1クールは治療していただき、卒業していただいてもらいます。
初めの1クールの治療は出来るだけ治療間隔を空けないように来院していただいています。こまつ式高麗手指鍼とこまつ式複合治療は毎日治療を受けても安全な治療です。安心して治療を受けてください。1クール5回の治療を受けて全く効果が無い場合は、話合いの結果の後に治療を中止しています。20回30回治療を続ければ効果が出るかもしれませんが、患者さんにとってもっと費用対効果がある治療があるかもしれないし、難治性疼痛は精密検査を受ける事によって、新たに病気が早期発見出来る場合もあります。
いずれにしても、症状が改善しないにも関わらず、70回80回と治療を継続する事はありません。安心して治療を受けてください。

痛みから解放された後は、仕事に学業に運動に問題なく元の社会生活へと復帰される患者さんが多くいらっしゃいます。
残念な事は、全ての患者さんが同じ結果になる事を約束出来ない事です。
損傷の程度、ライフスタイル、素因が関わるからです。
それでも、患者さんの支持、暖かいお言葉による支援を受けて、頸椎症の患者さんだけで、約4000人以上鍼灸治療の実績が与えられました。
治療技術は常に改善されていて、患者さんの辛い症状を年々改善する確率が高くなっています。

しかし、
痛みやしびれが取れたとしても、二度と同じような症状が現れないと意味ではありません。

特に頚椎症は、日常生活動作や姿勢その他諸々が影響をします。
例えば
①枕の高さ
②寝る姿勢
③長時間の同一姿勢による作業
④疲労の蓄積
⑤冷えによる血行障害
⑥オーバーユース
⑦生活環境の変化
などなど様々な影響が考えられます。

1クール5回の治療で頸椎症の症状が消失し改善しても数ヶ月後また再発して来院患者さんも少なくありません。Aさんもその一人です。

性別 男性
年齢 50代前半
職業 会社員
住所 関東地域

診断名 頸椎ヘルニア
症状 ①頚部痛
②左肩関節ROM障害
③左上腕部に力が入りずらい
④左手握力低下
⑤肩甲間部の張り、痛み

昨年8月に来院し1クール6回の治療を受け改善し治療を終了しました。
その後、痛みや痺れがなくなり気にならなかったが、年が明けて仕事が多忙となり、寒い日が続き、悪循環が重なり、②左肩関節ROM障害外転挙上制限③左上腕部に力が入りずらい④左手握力ー10Kg低下⑤肩甲間部の張り、痛みが再発され、症状が日に日に悪化し来院されました。

今回も初回の1クール5回は治療間隔を空けないで、出来るだけ積めて治療するように、再診時に説明をしました。
驚いた事に、
再診時の1回の治療で②左肩関節ROM障害外転挙上制限③左上腕部に力が入りずらい④肩甲間部張りの痛みが改善されました。
力が入りやすく左肩関節の制限も改善したので、これで趣味の運動が出来そうだとおっしゃっていました。

基本的に1、2クール治療して改善された患者さんが、再び再発されて来院された場合、最初の1、2クールの治療結果より早く改善する事が多く見受けます。
こまつ式複合治療及びこまつ式高麗手指鍼治療は、頸椎症4000人以上の治療実績をもとにつくりあげた鍼灸治療です。
安心して治療を受けてください。
何かございましたらお気軽に声をかえてください。
患者さんの笑顔が戻りますようにこまつ院長先生を筆頭にスタッフ全員で全力でサポート致します。

(施術は全て小松院長が担当しています)