鍼灸院での頚椎治療、初診時の流れを解説します。
今日の担当は、向山鍼灸師です。
みなさん、鍼灸治療は受けたことありますか?
私が初めて鍼灸を受けたのは、会社員時代の肩こりでした。
当時何もわからなかった私は、いくつもある鍼灸院の中からインターネットで見つけた、良さそうな鍼灸院(基準はないですが雰囲気で。笑)に決めました。
しかし、実際に行ってみるまで、治療院が自宅兼であることも、お手伝いのスタッフが鍼灸師でないことも、治療の流れも、内容がとても刺激の強すぎるものだということも、行ってから初めて知ったんです。
改めて、ホームページをみてもどこにもそういった記載はなかったんです。
まあ、よく調べもせずにいった私にも問題はありますが。。。
それ以来、私自信、どこへ行くにも、よくわからないまま行くよりも、
少しでも全体の流れが見えると安心できる部分があると感じています。
今日は、こまつ鍼灸院を検討されている方へ、より安心していただくために、
初診時の流れにしぼって、頚椎症にお悩みの方を例としてスタッフ目線からおさらいをしていきます。
より不安材料をなくしていただけたらと思います。
当院の治療に興味のある方は最後までお読みいただけたら幸いです。
*【頚椎症患者様の初診時、ご予約から来院、おかえりまでの流れ】*
ご予約
ご予約はページ上部の電話番号へおかけください。
電話は私含め、スタッフが対応いたします。
お名前、症状、おところ、緊急の連絡先を順番にお聞きします。その他いくつかお聞きすることもあります。
ご希望、もしくはご来院可能なお日にち・お時間帯をお伝えください。こちらのご予約状況から可能なかぎり、ご希望にそうかたちでご提案いたします。(※まれにお電話の際、症状や経緯を詳しくお話しされる方がいます。混みあっていることが多いため電話では対応しかねます。不明な点や不安な点は、当ホームページのお問い合わせフォームよりメールにてお問い合わせください。全てのメールを院長が目を通し、3営業以内に返信いたします。もしくは院長との初診時にすべてお話しください。)
ご予約日当日
西武池袋線(せいぶいけぶくろせん)の石神井公園駅(しゃくじいこうえんえき)より徒歩3分圏内にあります、こまつ鍼灸院へお越しいただきます。
道順が不明な場合は駅に到着しましたら当院へお電話ください。
スタッフが誘導いたします。
来院時
ドアを開けましたら、入り口右手に手指消毒液がございますのでご利用ください。
滅菌機能付きスリッパディスペンサーが置いてありますので、ボタンを押し、下から出てくるスリッパに履きかえていただき、スタッフがご案内します。
(人の出入りがあるたびにドアノブやスリッパディスペンサーのスイッチをスタッフが消毒いたします)
予診表の記入
スタッフが席までご案内し、予診表のご記入をお願いします。
不明な箇所は飛ばしていただいてかまいません。
終わりましたら近くのスタッフに声をかけていただきます。
高麗手指鍼説明DVD
予診表が書き終えましたら今度は、当院の最大の特徴でもあります「高麗手指鍼」を知ってもらう為の内容のDVD映像をご案内いたします。
こまつ院長がご師事した金成萬(きむ せいまん)先生、ドクターで日本高麗手指鍼(こうらいしゅししん)学会の名誉会長である樋田和彦(ひだ かずひこ)先生がそれぞれTV出演された祭の映像です。
高麗手指鍼の簡単な概要(がいよう)を把握(はあく)していただけると思います。
(頚椎治療での有効性やどういった使い方をするかなど、詳しい説明は初診時に小松院長の方から直接させていただきます)
セルフケアの説明
スタッフが担当いたします。
「高麗手指鍼(こうらいしゅししん)」の原理に基づいたセルフケアの説明をさせていただきます。
一般の方でもかんたん安全に使えるお灸を用いた方法です。
お灸の安全な使い方、お灸の種類の説明、お灸の効果をより上げる方法などをお伝えします。楽しみにしていてください。
おかえりの際に2種類のお灸を10個ずつ、計20個プレゼントしますので、ぜひお試しください。
(鍼に比べてお灸の効果の出方は人によりさまざまですが、過去には初診時から次の治療までの間にプレゼントしたお灸によるセルフケアで症状が改善されてしまった例もあります)
初診
上記「セルフケアの説明」が終わりましたら、小松院長との初診へスタッフがご案内いたします。
原則、初診のご相談は全ての患者様を小松院長が対応いたします。
予診表の内容にそってお話をしていきますが、記入した内容以外の内容でも、治療に対する不安な点・不明な点は全てここで解消してください。小松院長が丁寧(ていねい)にお答えします。
治療に使う針、その他道具・機器の説明。治療の手順も小松院長から細かく説明があります。
治療開始準備
初診時にお話しした内容から患者様の無理のない、適切な姿勢を院長が判断しスタッフがベットの準備をします。
お着替えが必要な場合はこちらで全て用意してありますのでご安心ください。
首や腕や指に付けたアクセサリー、腕時計は全て外していただきます。
ベットに指定の姿勢で準備していただきます。
指先等にしびれがあればMCR(マイクロカレント)、EMS(筋肉を外側から動かす治療機器)のパットをこまつ院長の指示で必要に応じて貼り付けます。
(※この際、体勢がつらかったり、姿勢によるしびれが出たり、どこか違和感があれば、枕やクッションの調整、もしくは姿勢の変更を行います。ご遠慮なさらずにお伝えください。)
治療
運動器疾患の場合、特別な場合を除いて全ての患者様を小松院長が治療いたします。
初診で説明がありますが、「入江FT(いりえフィンガーテスト)」と言われる特別な検査法の後、手に針を打つ「高麗手指鍼(こうらいしゅししん)」→お体の針という順番で基本的には進んでいきます。
ここまで針を全て刺し終わるとお体の針に低周波の電気を流すためのクリップをつないでいきます。
このクリップをつなぎ終わるとスタッフが替りまして電気を入れていきます。
電気の針が初めてという方が多いのでここで少し説明させていただきます。
電気はゆっくりと上げていきます。
疾患や症状によりこの限りではありませんが、電気の針が初めての方の場合、首肩周りや、体幹部の針は基本的に1Hz(ヘルツ)で電気を流していきます。
1Hz(ヘルツ)というのは1秒間に1回のリズムで電気が流れることを指します。
電気が流れると針の刺さっている筋肉は収縮します。部位にもよりますが受けた感じとしては指先で軽く「タンッタンッ」と叩かれている感じに近いと思います。
続いて、頚椎症の症状により肩や腕、手のにかけて刺れた針に電気を流していきます。
こちらは、症状により小松院長から指示をいただいた周波数(Hz:ヘルツ)で流していきます。
「電気の痛みは我慢したほうがいいのか?」という質問を初めての患者様から受けることがあります。
答えは「ノー」でもあり、「イエス」でもあります。
「ノー」の理由につきまして、初めての方は特に慣れない刺激なので、電流は弱めを推奨します。(小松院長の経験から患者様ごとに指示があります)
はじめは、患者様本人が筋肉が動くことを感じた時点で声をかけてもらうようにしています。
また、スタッフの方でも外側からきちんと目的の筋肉が動くのを確認します。
この時、筋肉が動かないのは治療効果に影響しますが、逆に強すぎる電流は帰って患者様の体が強張り、治療後に疲労感や痛みが出ることもあります。
何度か治療を受けていくと、だんだん電気の刺激に慣れてきます。
慣れてきたら強めの電流で、大きく筋肉を動かしていくことをおすすめします。
「イエス」の理由としまして、こちらはやはり患者様の症状によるところになります。(こちらもやはり、小松院長から指示があります)
低周波置鍼療法は、目的の筋肉を目的の周波数(Hz:ヘルツ)、電流で動かして初めて効果が出るものです。
その目的の周波数(Hz:ヘルツ)は症状によりさまざまで、多少のガマンをしていただいて、しっかりと筋肉を動かしていくこともあります。
その後18分間その姿勢で電気が流れたままお休みいただきます。
患部もしくは冷える部分への赤外線を当てます。不要な場合はスタッフへお伝えくさい。
安心していただきたいのは、当院では電気を入れ終わった全ての患者様に押しボタン式のチャイムをお渡ししている点です。
チャイムが鳴りますと5秒以内にスタッフが駆けつけます。電気の調節やその他何でもおっしゃってください。
これはお休み中に電気の刺激に筋肉が慣れてくることで電気を感じにくくなったり、だんだんと痛みを感じる場合があるため、即座(そくざ)に対応し、常に一番ベストな状態で安心して治療を受けてもらうためです。
どんなささいなことでも構いません。
お困りの際はチャイムを押して5秒数えてみてください。
治療終了
18分間の置鍼(ちしん)時間を終えるとスタッフがお部屋に入り、電気を止めます。
針についたクリップを外し、お体の針を抜き消毒→手の針(高麗手指鍼:こうらいしゅししん)を抜いて消毒していきます。
ゆっくりと起き上がっていただきます。
お着替えを済ましていただき受付へお越しください。
治療後
受付にて、お会計になります。
その後お渡しする書類がございます。
治療後の変化や、注意事項、予約に関する記載のあるお手紙、プレゼントのお灸をお渡しします。
大事な部分だけスタッフがお伝えしますが、おかえりになりましたら、再度ご確認をお願いします。
次回の予定がお分かりの方はここでご予約を取っていかれます。
おかえり
お疲れ様でした。
ここまででおよそ90分ほどになります。
スリッパディスペンサーの上にスリッパを置いていただきます。
(使い終わったスリッパはディスペンサーの中で滅菌されます)
再びドアノブ等の消毒をスタッフが行い次の患者様の準備を整えます。
以上が頚椎症の患者様に対する、初診時の一連の流れになります。
どうでしょうか?少しはイメージ沸いたでしょうか?
こまつ鍼灸院に来られる患者様にも鍼灸治療は初めてという患者様が多くいらっしゃいます。
既存の患者様はもちろんですが、初めての患者様は特に、緊張や不安が強くあると思います。
安心して来ていただき、小松先生の治療を受け、「来てよかったな」と思っていただけるようスタッフとして最善のサービスを提供できるよう取り組んでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。