頚椎症のケアに掛かりつけの鍼灸院を見つける利点
本日の担当は武内鍼灸師です。
当院の治療は再発率が極めて少なく、通常の日常生活であれば、再発率は約5%程度です。
しかし、激しいスポーツや、1日に8時間以上パソコンを使用される患者様は、どうしても頸椎に負担がかかり続けるため、再発する可能性は上がります。
そんな中でも一度しっかり治療を受けられていると症状の改善にかかる期間が変わってきます。
今回は以前にかかられていた患者様が久しぶりに来院された時の話しを交えながら、
掛かりつけの鍼灸院があることの利点もいっしょに説明させていただけたらと思います。
患者様 K,M様
年齢 40代
住まい 東京都練馬区
お仕事 デスクワーク
一年前に来院されて、一度症状が緩解され治療を終了されていた患者様より先日ご予約いただきました。
どうやら、寝違えてしまい朝起きたら首の痛みと、腕に少し違和感が出てきたとの事。
初めていらした時は症状が発症後3週間と時間がたっていましたが、
今回は以前来院されていたこともあり症状が出て直ぐにご連絡いただけました。
当院は再診の場合は、初診時のご説明、初診時にご覧いただくDVD,セルフケアのお灸の説明などが省略される分、
時間が短くなるためご予約が取りやすくなっております。
以前との症状の違いを確認したうえで、患者様の適切な施術姿勢を決めて治療させていただきます。
更に当院の治療経験がある事から、以前に使用している鍼のサイズや鍼に流す電気のリズムなどを、ある程度把握できていることもあり、治療回数は少なくて済むことが多いです。
今回は鍼治療をするにあたっての使用していく鍼の番手やパルスのお話を、少し詳しく掘り下げていきたいと思います。
鍼治療に始めて興味を持っていただいた方にとっては、鍼は非常に敷居の高いものです。「痛そう」「怖い」などの感想をお持ちなのではないでしょうか?こまつ鍼灸院のホームページにも写真を載せて対比されていますが、鍼灸治療で使う鍼は、注射針と比べると針自体がとても細いものになっており、物によっては髪の毛よりも細いものもあるくらいです。
実際に当院で使っている鍼も髪の毛程度の太さで、太さの段階があるといっても、0.02ミリずつ太くなっている位でそこまで差はありません。
実際に受けている患者様も言われなければ太くなったことも気づかないかもしれない位です。
それを、初めてお受けいただく方に対しては、比較的細めの鍼から使用させていただき、徐々にその方にあった鍼の太さと長さを見極めていくことがあります。それが、再診でいらした患者様に対しては、一回目からその方に一番効果の出せる太さと長さが選択できるわけです。
また、鍼に流していくパルスに対しても痛みや凝りに関してよく使われるもので
1HzやMIX(3Hzと20Hzのミックス)の2タイプから選ぶことが多く、痺れに関しても、患者様の状態に合わせて周波数を変えていたりします。1Hzは一秒間に一回電気が流れます、MIXはトントントンとジ~~という二種類のリズムで電気が流れます。
1Hzはどちらかと言うとリラックスする感じがあり、MIXは解す感じが強い刺激になります。その患者様の状態によってこの二種類からお選びいただくときもあり、その患者様によってどちらのリズムが効果的かは変わってきます。
以上のとこから、自分の身体をよく知ってくれている治療院があると言うことは、
ご自身の身体を少しでも早く克、負担を掛けずに治療する為に、
鍼灸院の掛かりつけはとても大切になっていくと思います。
実際に今回来院されたK,M様は治療後2回目の予約は入れていかず、すっきりした顔で
『また、痛かったら電話で予約しますね。』と言われました。
こまつ鍼灸院では、この様な年に一回だけいらっしゃる患者様も多数いらっしゃいます。
皆様それぞれに、ご事情があり、どうしても身体を酷使してしまったりする為、どうしても完全に再発がなくなるのは難しい方々ですが、
その殆どが1回から2回位の治療で症状が改善して、また暫くいらっしゃらないという患者様です。
勿論、早く良くなる理由は、患者様自身が早期に改善させようと症状が酷くならないうちに来ていただけることと、当院の院長の熟練された技術のあってのものだと思います。
最後に、新型コロナウイルスによって、緊急事態宣言が延長される方向になっております。当院でも万全の感染対策を引き続き行っております。
感染対策に関しましても、当院のトップページにてどの様に行っているか詳しく記載しておりますので、