舌痛症の鍼灸治療
1.病態
1)義歯や歯の疾患による刺激や炎症、熱傷、薬物刺激、咬傷などの原因のはっきりしている場合が多い。
2)ビタミンB群の欠乏や貧血における舌の変化も痛みで始まることが多い。
3)カタル性舌炎、薬剤性舌炎、アフタ性舌炎、萎縮性舌炎、舌咽神経痛、心因性舌痛などが考えられる。
50~60代の女性に多い。
病院での治療法
歯科的治療を行い、口腔ケアにより口腔内を清潔に保つ。
薬物療法や心理療法。
心因性疼痛に対しては抗うつ薬があり、不眠や不安を伴う場合は、睡眠導入薬や抗不安薬を併用。
処方例
(含嗽薬)アズノールうがい液、含嗽用ハチアズレ顆粒
(抗真菌薬)ジフルカンカプセル、フロリードゲル経口用
(口腔乾燥症改善薬)サラジェン錠
(硫酸鉄剤)フェロ・グラデュメット錠
(抗不安薬)デパス錠
(抗うつ薬)パキシル錠
(睡眠導入薬)マイスリー錠
(漢方製剤)ツムラ加味逍遥散エキス顆粒、ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒
舌痛症に対する当院の治療法
通常、歯科および口腔外科、口腔内か、神経内科、心療内科等の受診を受け、器質的疾患がない場合に適応とさせていただいております。
一般的な鍼灸では、舌に針を刺すことはできず、中途半端な治療になりますが、小松式高麗手指鍼の場合、手のみの治療で、まず全体療法により精神的な調整を行い、舌に対応する中指の対応部に専用の鍼を刺します。これにより、安全に、確実に効果が期待できます。
舌痛症の治療計画
ライフスタイル等により大きく変わってきますが、3か月を1クールとしてお考えください。
舌痛症治療の料金
初診料 5.500円(税込)
治療代1回 6.600円(税込)
すべての治療法を含んだ料金です。オプションとか、追加料金等は一切必要ありません。
治療についてご不明な点のご質問や、ご予約はこちらからどうぞ